「スイス方式」「跳躍伝導」「ハイエース」などなど、ご感想なり、ご意見なり、そしてご質問なり、何なりとお寄せ下さい。

 

コメント: 171
  • #171

    しのたけ (土曜日, 23 3月 2024 13:52)


    K.A 様

     伝導速度と温度との関係は、重要な視点だと思います。いろいろ勉強なさってください。何か発見がありましたら、どうぞお教えください。

  • #170

    K.A (金曜日, 22 3月 2024 14:01)

    しのたけ 様
    3/18 に コメントを送付させていただいた K.A と申します.
    先日はコメントに返信をいただき,ありがとうございました.

    ❶ 絶縁体は「活動電流」の流れる方向と「平行」に存在している
    ❷ 外側に巻きついている絶縁体が、その内側を流れる電流の流れ方に一体どのような影響を与えるというのでしょうか

    レポート内に自分の「思い込み」を修正させられた箇所は多くありましたが
    上記❶❷が一番インパクトがあり,レポート内容を回想する際,一番最初に思い出される文章でした.

    「物理の学習」から順番に読み進めさせていただきましたが,物理分野はもちろんのこと,本レポート内容についてご質問をさせていただくまで理解を深めるには,今後何度も読み返させていただく必要があることを感じているのが現状でございます.

    しのたけ様のレポート以外の箇所で大変恐縮でございますが,P3:数研出版の注釈欄にある 「ほかにも,温度が高く・・・伝導速度は大きくなる」 が気になりました.温度が高くなると伝導速度が高くなるメカニズムはわかりませんが,”温度”というワードから軸索を取り巻く髄鞘のさまが,さながら人がアームフォーマーやレッグフォーマーをしている様子と重なりました.

    ■ 髄鞘の役割として保温効果のようなものはあるのか
    ■ 保温するには髄鞘の大部分が脂質なのは都合が良さそうだ などの視点から
    髄鞘を含めた跳躍伝導について,引き続き考えていきたいと思います.

    レポート内で理路整然と根拠を持って,髄鞘の役割や伝導の仕組みを解説されている しのたけ様 からは「何を幼稚な」と嘲笑されてしまうかと思いますが...

    レポート内容についてもまだまだ理解が不十分なため,継続的に読ませていただきたいと思います.

    この度は「跳躍伝導」について熟考する機会をいただき,誠にありがとうございました.

  • #169

    しのたけ (火曜日, 19 3月 2024 08:03)


    K.A 様

     お便りありがとうございます。

     私のレポートがK.A様の疑問の解消の一助になるようでしたら、大変うれしく思います。読了のうえ、批判、誤りの指摘、共感、納得、困惑、ご質問等々、どんなことでも結構ですから、是非ともご感想をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。

     なお、このレポートを公開してから何年もの年月が経過していることから、リンク切れになっているところがたくさんありますことを、前もってお詫びしておきます。

  • #168

    K.A (月曜日, 18 3月 2024 08:57)

    しのたけ 様

    はじめまして.初めてコメントをさせていただきます.

    医療系大学にて国家試験対策レベル程度で,【 生理学 】 を教えている(気になっている)者です.小生は生理学の専門家でも何でもありません.

    学生時分にはとくに疑問は抱かなかったのですが,神経の生理で【 跳躍伝導 】の話をする立場になり,以下のような疑問を抱くようになりました.

    ※ 抱いた疑問の率直な記述となるため,幼稚な表記となっており大変申し訳ございません.

    ● 本学使用の生理学教科書内の 【 活動電位はランビエ絞輪部にだけ発生し,絞輪から絞輪へと 「飛び飛びに」 伝導する 】 という表記や表現,,その実態について
    ① 『 跳躍 』 伝導なのだから,「飛び飛びに」 ではなく 「跳び跳びに」 という表記にすればいいのに
    ② 「飛び飛びに」 って,髄鞘手前にジャンプ台でもあるのか.
    ③ 活動電位が 「とんだ」 として,よく上手いこと次の絞輪に着地できるな.
    ④ 億単位で存在しているとされる脳内のニューロンにおいて,活動電位が 「とんだ」 ら,たちまち隣接するニューロンへ乗り移ったり干渉してしまったりするのではないだろうか.絶縁性伝導は本当に成り立つのであろうか.
    ⑤ 活動電位は,髄鞘【間】を 「とんで」 いるのではなく,軸索を含めた髄鞘【内】を 「ターボ」 みたくなっているのではないか.
    ⑥ しかし ⑤とすると,迅速な活動電位の伝導にはむしろ 【 ランビエの絞輪 】 は 「ターボ」 の妨げになるから不要か.
    ⑦ ランビエの絞輪は ”完成形” ではなく,”髄鞘化の過程” 部分か.

    好き勝手に記述してしまい,申し訳ございませんでした.
    『 跳躍伝導 本当?』 と 検索したところ,本サイトに辿り着いた次第です.

    散見させていただいたところ,かなり物理の知識も必要とされるようですので
    一語一語しっかり時間をかけて読み進めさせていただきたいと思います.

    レポートを読ませていただく前のコメントとなり,大変失礼いたしました.
    これから楽しみにレポートを拝読させていただきます.

  • #167

    浜田 (日曜日, 03 3月 2024 00:12)

    ありがとうございます。
    中々、理屈で実際に説明しようとすると難しいものですね。

  • #166

    しのたけ (金曜日, 01 3月 2024 21:46)


    浜田 様

    お便りありがとうございます。

    まず、確認しておきたいことを3つ記します。
    ① 軸索内には細胞液があり、その中を陽イオン濃度の高い部分(状態)が進んで行くとき、進んで行くのは「陽イオン濃度の高い状態」であって「陽イオン」そのものではない、というのが私の基本的な考えです。レポートでも説明していますとおり、陽イオン濃度の高い状態が「粗密波」(縦波)のように進むことをイメージしています。陽イオン濃度の高い状態がやってきたとき、もともとその付近にあった陽イオンは一時的に(瞬間的に)濃度の高い部分に集中しますが、その後もとの場所に戻ります。つまり、それぞれの陽イオンはわずかに振動しているだけです。

    ② 私は、興奮の伝導が速いか遅いかは、陽イオン濃度の高い状態(パルス波)が「濃度の高い状態(したがって電位の高い状態)を維持したまま」どれだけ遠くまで伝わるかによるものと考えています。また、波は進むにつれて必ず減衰していきますが、軸索内壁付近の陰イオンの存在によってこの減衰が早くなると考えています。この場合の「減衰」は、パルス波であればその「ピーク」(最も高い部分)が低くなり、「すそ野」が広くなることです。

    ③ 軸索内は細胞液で満たされており、その中でイオンが振動する(動く)のであれば、それらのイオンは細胞液による抵抗を受けるはずです。その結果、イオンは動くにつれて次第に動きが遅くなるものと考えています。

    以上3点を確認したうえで、浜田様のご質問にお答えしたいと思います。
    (1) 《陰イオンに引き寄せられることによるベクトルと跳ね飛ばされたことによるベクトルの合力で進むことになるので、斜め方向に距離が伸びたとしても、移動時間は変わらない》ということですが、上記③のとおり、細胞液中でのイオンの動きは空気中でのボールの動きとは違い、上記のような2つのベクトルの合力では説明ができないように思います。陽イオンが振動する際に、動く(ずれる)距離が長くなれば細胞液からの抵抗がそれだけ長く続くことになり、陽イオンは次第に動きが遅くなることでしょう。つまり、もとの位置に戻るのに時間がかかるということになります。

    (2) 《伝導が遅れる時間が、陰イオンによって拘束されて動きが止まっている時間とすると》ということですが、上記②のとおり、伝導が遅れる原因は、個々の陽イオンの動きが遅くなったり止まったりするなどということではありません。レポートでも繰り返していますが、「陽イオンの流れ」(つまり電流)が興奮を伝えているのではないのです。①で確認したとおり、個々の陽イオンは、興奮が伝わってきたときだけ小さく振動し(動き)、興奮が通り過ぎればもとの位置に戻ります。

    (3) 《膜外の陽イオンによって跳ね飛ばされた場合、壁に対して垂直に進むのではないか》ともありますが、細胞液中でのイオンの動きが、建物の壁にボールをぶつけたときの動き(あるいは、バットで打ち返されたときの動き)などと同じようになると考えることはできないでしょう。また、場合によっては《壁に対して垂直に進む》陽イオンがあるかもしれませんが、仮にそのように動いたとしても、その動きが「(軸索中を進んで行く)陽イオン濃度の高い状態の動き」と一致するものではありません。「個々の陽イオンの動き」(振動現象)と「陽イオン濃度の高い状態の動き」(興奮の伝導)とを区別して考える必要があります。

    以上、よろしくご検討ください。

  • #165

    浜田 (火曜日, 27 2月 2024 18:24)

    お久しぶりです。
    ちょうど、跳躍伝導について、大学で学んでおり、しのたけ先生のサイトと以前コメントさせて頂いたことを思い出しました。
    自分で作った図にもかかわらず、質問が出てしまいました。
    またご教授いただければ幸いです。
    https://imgur.com/a/TnPHfeg

    ③~④についてです。
    物理は得意ではないのですが、よくよく考えると以下のような気がしてきました。
    ・陰イオンに引き寄せられることによるベクトルと跳ね飛ばされたことによるベクトルの合力で進むことになるので、斜め方向に距離が伸びたとしても、移動時間は変わらない
    ・伝導が遅れる時間が、陰イオンによって拘束されて動きが止まっている時間とすると、その時点で既に跳ね飛ばされたことによる横向きベクトルは0になっていて、膜外の陽イオンによって跳ね飛ばされた場合、壁に対して垂直に進むのではないか
    画像:https://imgur.com/a/1hdK1uB

    ご教授いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

  • #164

    しのたけ (金曜日, 30 6月 2023 21:35)


    浜田 様

     絵がさらに詳しくなり説明が追加されて、一層わかりやすくなりました。私の考えを理解してくださる方がまた一人増えたことを、とてもうれしく思っています。

  • #163

    浜田 (木曜日, 29 6月 2023 00:29)

    今回もご回答を頂き、本当にありがとうございます。
    はい、画像は私が自作したものになります。お褒めの言葉を頂けて、とても嬉しく思っております。
    今回頂いたご回答も含めて、しっかりと作り直してみました。もしお時間ありましたら、ご確認頂けたら幸いです。(間違っている点などあれば、教えて頂きたいです...)
    https://imgur.com/a/TnPHfeg

  • #162

    しのたけ (火曜日, 27 6月 2023 20:31)


    浜田 様

     一つ目の疑問: そのとおりです。要するに、陰イオンがたくさんあれば、それだけ多くの陽イオンが影響を受ける(引き付けられる)と考えています。

     二つ目の疑問: 陽イオン密度の高い部分(状態)がパルス波として進む際に、陰イオンの存在は関係ないと考えています。陰イオンが全くなくて陽イオンだけの溶液中でも、陽イオンのパルス波は進行するはずです。《陽イオン濃度の高い部分(状態)が生じるのは隣にある陽イオンに「反発されて押される」からであり、その後、押された陽イオンはさらにその隣(押されたのとは反対側)の陽イオンを「反発して押す」ことにより自分自身も「押し返されて」元の位置に戻る》と考えています。音波が進むときの空気の分子の動きと同じイメージです(空気の分子は、互いに反発し合うばかりで、引き合うことはありません)。
     その際、《軸索中の陰イオンもまた陽イオン濃度の高い部分(状態)がやってきたことにより何らかの影響を受けるものの、陽イオン濃度の高い部分(状態)が通り過ぎた後は元の位置に戻る》と考えています。
     要するに、陽イオン濃度の高い部分(状態)が通り過ぎれば、もともとそこにあった陽イオンも陰イオンもともに元の位置に戻るというわけです。

     最後に、https://imgur.com/BrmGSvgの画像には感動しました。浜田様が描かれたのですか? 私の思いを的確に表現してくださっています。

  • #161

    浜田 (月曜日, 26 6月 2023)

    (途中送信してしまいました)
    1.流入したNaが周囲の陰イオンを引き寄せて、くっついたことで中和されたのであれば、陰イオンは周囲から移動してきて、元の位置には戻らないのではないかと思いました
    2.Na+の力が陰イオンによって打ち消されたとしても弾き飛ばされた陽イオンは戻ってくるのか、これは周囲の陽イオンを弾き飛ばした際の跳ね返りによるものなのか疑問です。

    また動きとしては以下の画像のような感じなのでしょうか?
    https://imgur.com/BrmGSvg

  • #160

    浜田 (月曜日, 26 6月 2023 11:03)

    返答を頂きましてありがとうございます。

    一つ目の疑問については、つまり軸索内のイオン分布においてすぐ内側では狭い範囲に多くの陰イオンが密集していて、しかも外側と引き合っていることによって陽イオンを引き寄せる効果が生まれる。しかし、他の部分では陰イオンは密集しておらず、また引き合っている相手もいないために、陽イオンを引き寄せて、遅らせる効果は生み出さないということでしょうか。

    二つ目の疑問についてですが、こういうことでしょうか
    「流入したNaによって、陽イオン密度が高くなる。Naは周囲の陽イオンを外へと弾き飛ばす。これの連鎖によって波(密度の高い部分)は進む。弾き飛ばされた陽イオンが壁付近の陰イオンに引き寄せられると、少ししてから反射される。反射された陽イオンは他の陽イオンを弾き飛ばし、そして元の場所に戻る」

    しかしこの場合、「陽イオンが元の位置に戻るのは、流入したNaが周囲の陰イオンを引き寄せて、くっついたことで中和されたからではないのでしょうか?

  • #159

    しのたけ (金曜日, 23 6月 2023 22:35)


    浜田 様

    お便りありがとうございます。
     一つ目の疑問点について: 軸索内のイオンの分布は軸索内全体で一様ではなく、《神経細胞膜のすぐ内側(おそらく数nmの範囲)に多くの陰イオンが集まっている》というのが、その理由です。神経細胞膜がコンデンサであることを踏まえると、膜のすぐ内側の陰イオンと膜のすぐ外側(おそらく数nmの範囲)の陽イオンとが互いに引き合っているという状況になっていると考えられます。
     例えば、電解質を溶かした溶液内に陽極と陰極の電極を立てて電圧をかけた場合には、陽極表面のごく近く(数nmのところ)に陰イオンが集中し、陰極表面のごく近く(同)に陽イオンが集中しているということや、そのときの陽極と陰極の間の溶液中には(陽イオンも陰イオンも同程度に存在していて)ほとんど電場が生じていない(この部分は「バルク」と呼ばれます)などということが知られています(「電気化学」という分野の書物をご覧になってみてください)。軸索内のイオン分布もそのようになっているのではないかと考えています。

     二つ目の疑問点について: このことに関しては、この部分の私の説明が不十分だと感じています。レポートの内容を書き直すことをしないでそのままにしているために、ご迷惑をおかけすることになってしまいました。
     実は、2021年4月10日付で、この「コメント歓迎です」のコーナーに質問をしてくださった方がおられ、それに対するご返事という形でpdfファイルを作成しています。メインメニューの中の「跳躍伝導」の下に「ご質問への回答」というサブメニューがあり、この中の「蘭様(2021/4/10)へのご返事です。」というタイトルの「蘭様.pdf」をダウンロードしてご覧になってみてください。
     もし、このpdfファイルの内容で浜田様の疑問が解決しないようでしたら、改めて疑問の内容をお便りいただけますと幸いです。

  • #158

    しのたけ (金曜日, 23 6月 2023 21:30)


    後藤一平 様

     ベアリング交換がスムーズにできたとのお便りをいただき、とてもうれしく思っています。私のマンションで入居当初からのレンジフードを(ベアリングを交換しながら)今なお使用しているのは、私だけではないかという気がします。次々と新しく便利な機種が販売されているようですが、「換気」という基本的な機能さえ満足にかなえてくれるのなら、どんなに古くなっても、これからも「愛着」をもって使い続けていこうと思っています。

  • #157

    浜田 (木曜日, 22 6月 2023 22:08)

    二つ目の疑問です。

    「陽イオン濃度の高い部分は、軸索内を伝わるとき、神経細胞膜の内側表面に衝突し反射する」(7)という説明と、「軸索内のすべてのイオンが、全体として移動することはありません」(4)-A という説明がされていたと思います。

    内側表面に衝突して反射して進む、その際陰イオンによって引き付けられて遅れるというのであれば、陽イオンは移動している必要がないでしょうか。

  • #156

    浜田 (木曜日, 22 6月 2023 19:55)

    跳躍伝導の件、読ませて頂きました。
    当方、医療系の大学に通っているのですが、ケーブル理論を読んで納得できなかったので、物理で説明して頂けてとても助かりました。

    その件で、疑問点があります。
    有髄神経の場合、誘電体の作用で、膜の内外に溜まる電荷Qが減少(つまり、内側の陰イオンが減少)することで、「陰イオンに引き寄せられ、衝突後に反射する「イオン濃度の高い部分」の濃度の減少」が少なくなるという考え方だと理解しております。

    ここで疑問になったのが、なぜこの膜の内側に溜まっている陰イオンにおいてのみ、このような効果を引き起こしているのかという点です。
    陰イオンは幾らでもあるのだから、膜付近に溜まった陰イオンだけではなく、内側にある陰イオンでも同様の効果を持っても良いのではないかと思ったのです。

    物理に関しては素人ですので、変なことを言っているかもしれません.. ご教授いただければ幸いです。

  • #155

    後藤一平 (木曜日, 22 6月 2023 17:29)

    「レンジフード モーターのベアリング交換」とてもわかりやすく、大変参考になりました。
    我が家のレンジフードは26年間使用している富士工業製で、今まで何度か異音がありその都度モーター軸への潤滑油スプレーで凌いできました。しかし今回はそれでは収まらず異音も大音量なので、モーター本体の交換を考えネットで調べたところモーター(90206661)は生産完了品で2万円以上。悩んでいたところ、しのたけさんのページを見てベアリング交換にしました。モーターのベアリング交換は初めてでしたが事前に準備する備品も含め、しのたけさんの手順通りに作業を進めたところスムースに交換できました。ありがとうございました。

  • #154

    摺針峠 (金曜日, 13 1月 2023 14:02)


    松山孝記 様

    お便りありがとうございます。ご質問に対するお答えは、次のとおりです。

    Q1: このソフトは、スイス方式(スイス式、スイスシステムなどとも表記されます。)により対戦相手を組み合わせるためのプログラムです(スイス方式がどのようなものなのか、もしご存じでなければGoogleなどで検索してみてください)。
     スイス方式による対局では、《全員の対局が終了し、全員の勝敗が確定した状態で、それらの勝敗結果をもとに次の回の対戦相手を決める》というのが大原則です。したがいまして、対局が始まる前に6回戦分の対戦相手を決めてしまうということはこのプログラムでは不可能となります。
     なお、Googleで「スイス方式 ソフト」をキーワードにして検索すれば、『スイス方式対局表作成・順位計算ソフト - asahi-net.or.jp』というサイトが見つかりますが、ここで得られるソフトであれば、対局が始まる前にすべての対局回分の組み合わせを決めることができます。ただし、この方法は(「スイス方式対局表作成」と表示されていますが)スイス方式でないことは言うまでもありません。スイス方式にこだわらないのであれば、このサイトで得られるソフトは選択肢の一つになるかもしれません。

    Q2: スイス方式では、同一相手と2回対局することは原則として避けなければなりません。したがいまして、このプログラムでは、コンピュータが提示した組み合わせに「同一相手との対局」が生じた場合には、同一相手との対局にならないように手作業で組み合わせを変更していただきます。もし、同一相手と2回対局しても構わないのであれば、コンピュータが提示した組み合わせをそのまま使用すればよいのですから、お答えとしては『可能です。』ということになります。ただし、これはスイス方式の原則から外れています。

    Q3: たとえば、Aさん一人に対してBさんとCさんが対局する場合、二人の「Aさん(A1とA2)」を作成し、A1さんとBさん、A2さんとCさんという組み合わせにすれば、2面打ちの対局に対応できます。

     最後に、このプログラムは、Windows10と、(Windows10上で正常に動く)MicrosoftOfficeであれば、問題なく使用できます。
     以上よろしくお願い致します。

  • #153

    松山孝記 (木曜日, 12 1月 2023 11:35)

    3点ご質問させていただきます:対局戦組合せver.9を読んだ後質問しています
    本ツールを次のような状況に利用できるかどうか教えて下さい
    Q1:先に例えば6回戦分対局相手を決めて、対局を進めることはできますか?
    Q2:同一相手と2回対局することはできますか?
    Q3:1人2面打ちの対局に利用できますか?
    私の利用環境は、Windows10、MicrosoftOfficeです。

  • #152

    しのたけ (日曜日, 06 11月 2022 08:36)


    BRAINS 様

     お便りありがとうございます。身に余るお言葉を頂戴し、喜びの気持ちでいっぱいです。
     最近、このサイトには何も手を加えず放置しているせいか、Googleで「跳躍伝導」をキーワードにして検索しても、上位には表示されなくなりました。そのような中でこのサイトを見つけてくださり、レポートの最後まで目を通し丁寧なお便りをお届けくださったことに対し、重ねてお礼申し上げます。
     「電流が流れることを根拠にして興奮の伝導を説明することはできない」という考えが広く受け入れられることを夢見ています。

  • #151

    BRAINS (土曜日, 05 11月 2022 13:36)

    しのたけ様(先生)
     初めまして。医薬系大学で心身医学、精神神経免疫学の研究職・教職にありますBRAINSと申します。私事ではございますが、教員不足のため講義、それも生理・解剖学を受け持つことになり、正しくかつ過不足のない講義について苦慮しておりました。
     跳躍伝導についてのご投稿、たいへん勉強になりました。小生の学生時代(1980年代:主要なイオンチャンネルすら未クローニングの時代)には、納得しがたい内容に困り丸覚えで対応してしまいましたが、先生のご投稿で得た考え方のおかげで、学生さんたちは納得して理解してくれそうに感じています。

     『「それらしい」説明で納得したつもりになっていて、本当のところはどうなのかという「健全な疑問」を抱かずに済ませているのではないか』
     まったく同感いたします。講義では、「習っただろうけどその説おかしいと思わない?」などと、疑問を持っていなかったことの自覚を促すよう努めています。
     先生のご労作のおかげで無知に陥らないで済んだ者たちが、私はじめ少なからずおりますことを感謝と敬意と共にご報告いたしたく、コメント差し上げました。誠にありがとうございました。

  • #150

    しのたけ (月曜日, 14 3月 2022 10:44)


    はいたいむ 様

     換気扇のベアリングの交換がうまくいったとのお知らせを下さり、ありがとうございました。分解してみるまではうまくできるのかと心配でも、実際にやってみると割と簡単に修理できるものです。しかも、修理後スイッチを入れたときにそれまでのキュルキュル音が嘘のようになくなって、静かにファンが回り始めたときの感動は何とも言えないものがあります。
     これでまた15~20年間ほどは大丈夫でしょうし、またキュルキュルとなり始めてもすぐに修理できますから安心ですね。私のマンションでは、たぶん多くの住戸で新しい機種に入れ替えておられるのではないかと思われるのですが、私は、本体が故障するまでは、これからもベアリングを交換することで何十年も使い続けようと思っています。
     お便りありがとうございました。

  • #149

    はいたいむ (日曜日, 13 3月 2022 21:38)

    しのたけ 様
    はじめまして。
    私も換気扇のベアリングを交換しました。
    自宅マンションのレンジフードは、幸運なことにしのたけ様宅のものとほぼ同仕様のものでしたので、作業を進めるうえで大変参考になりました。
    モーターを留めているカバーのビスが固着して抜けず、難儀したのは想定外でしたが、それ以外はブログの写真により手順が確認でき、無事に交換ができました。換気扇の音が静かになって良かったです。
    どうもありがとうございました。

  • #148

    しのたけ (火曜日, 24 8月 2021 16:48)


    アンナ 様

     「冷暖房効率は明らかに変わりました」とのお便り、ありがとうございます。また、私のサイトを参考にして下さったことをとてもうれしく思っています。
     ただ、「うまい具合にレールの上を動いてくれない」とのことですので、私なりに改善策を考えてみました。

    (1)ポリカボードの下端に、断面がL字型のアングルを取りつけておられるでしょうか。これがあるのとないのとでは、「すべり」が全く違うように思います。

    (2)私は、さらに下側のレールに「シリコンスプレー」を吹き付けています(ホームセンターで入手できます)。これを吹き付けることで格段にすべりがよくなりました。ただし、シリコンスプレーには、溶剤(有機溶媒)が含まれているものと無溶剤のものとがありますから、必ず無溶剤のものを使用することが大切です(溶剤が含まれているものは、プラスチックを溶かしてしまいます)。

    (3)溝の浅い「レール(下)」を下側のレールとして使用するのが正式ですが、溝が浅いことで外れやすくなります。ところが、ポリカボードの窓であれば、溝の深い「レール(上)」を下側のレールとして使用することもできます。上下とも深い溝のレールでは窓がはまらないように思えますが、ポリカボードの場合には「たわめながら(大きく曲げながら)」はめ込むことができますから、それが可能になります。上下とも深い溝であれば、ほとんど外れなくなると思います(ただし、私がそうしているというわけではありません)。

    (4)取っ手をつける位置は、ポリカボードの高さの半分より少し下になっているでしょうか。ちょうど半分あたりの高さにすると開け閉めするときにボードが傾いてしまい、うまく動いてくれません。襖や障子の取っ手の高さを参考にしてみてください。

    (5)窓を開け閉めするときには、2枚のポリカボードが接触する状態で一方のボードを動かしますから、どうしても2枚のボードの間の摩擦で開け閉めがしにくくなります。そういうときには、手前のボードを少し手前に引っぱることで2枚のボードの間に隙間ができ、ボードの間の摩擦が少なくなって開け閉めしやすくなります。

     以上、参考にでもなりましたら幸いです。「うまい具合に」動いてくれますように・・・。

  • #147

    アンナ (月曜日, 23 8月 2021 05:43)

    はじめまして
    DIY二重窓のブログ参考にさせていただきました
    なぜかうまい具合にレールの上を動いたりレール内にハマったりしてくれなくて上下レールのみでなんとかハメ殺しみたいな状態で使ってます
    ただそんな感じでも音の軽減や冷暖房効率は明らかに変わりました
    材料等いろいろ書いてくださりありがとうございました

  • #146

    しのたけ (水曜日, 28 7月 2021 12:05)


    Yamanen 様

     私のサイトがお役に立てたことを、とてもうれしく思っています。私のマンションは築25年ですが、20年以上も暮らしているといろんなところにガタが来ます。自分の手で直せるところは直してみようと、いろいろな人のホームページを参考にしながらDIYを楽しんでいます。
     最近、キッチンの蛇口を交換しました。蛇口がシンクから立ち上がっているところに水が漏れ出す(しみ出す)ようになってきたためです。「レバーを上げて止水する」という古いタイプのものだったことも、交換することにした理由の一つです(現在の蛇口は、すべて「レバーを下げて止水する」というタイプのものです)。何とかうまく交換できましたので、ついでに洗面所の蛇口も交換しました。どちらもそれなりの道具が必要で、コツもありそうですが、多くの人のホームページがとても参考になりました。何でも調べれば答えが見つかる、ありがたい時代になりました。
     Yamanen様もこれからもいろいろと楽しんでみてください。お便りありがとうございました。

  • #145

    Yamanen (火曜日, 27 7月 2021 11:48)

    しのたけ様、
    はじめまして。

    築24年のマンションなのですが換気扇から突然異音が発生するようになりました。
    マンションの管理会社に調べてもらったのですが部品レベルの交換は不可で、レンジフード全体の交換を勧められていた中でしのたけ様のwebsiteを見つけ、無事に換気扇は復活しました。

    要所を押さえて大変わかりやすく書かれているので必要な工具などの購入も含めてなんら迷うことなく実にスムーズに作業を進めることができました。
    ありがとうございます。大変感謝しております。
    (自分で一つ一つ調べていたらきっと途中でめげていたでしょう)

    水回りも結構傷んできていたので結局台所の全体のリフォームを行うことにしたのですが、選定、見積や工事があり完了するまで今後2か月程度かかりますので、この間換気扇が使えるのは本当に助かっています。

  • #144

    (日曜日, 20 6月 2021 01:41)

    いつもありがとうございます。
    今回もしっかりとしたご回答を頂き、何となく道筋は掴めてきたように思います。
    今後とも、よろしくお願いいたします。

  • #143

    しのたけ (金曜日, 18 6月 2021 15:00)


    蘭 様

    少し忙しくしていたものですから、ご返事が大変遅くなってしまいました。

     6月5日(#134)および6月7日(#138)のご質問に関する件です。《Na+の濃度分布をパルス波としてとらえられるのはなぜか》というご質問でした。
     私は、このご質問を読んだとき、軸索内に急激に流れ込んだNa+の集まりの濃度分布が「幅が狭く高い山のような」パルスの形をしていると考えて、そのようにお答えをしました。しかし、私がレポートの中で「パルス波」と呼んでいるものは、軸索内に流れ込んだ直後のNa+の濃度分布ではなくて、その後電位の高い状態が軸索内を波のように伝播するときの陽イオンの濃度分布を表すものですから、正しい答えになっていませんでした。

     次のように訂正します。《軸索内に急激に流れ込んだNa+の集まりの濃度分布がどのような形をしているかには関係なく、それらのNa+の集まりによって反発されることで生じる「陽イオン濃度の高い状態」が、波として伝えられるときにパルスの形になる。》

     では、なぜ波として伝えられるときにパルスの形になるのかということになりますが、これはもう、「波とはそういうものだ」としか言いようがないような気がします。(音波や水面波のような)普通の波は「山」と「谷」が次々と生み出され伝えられていきますが、その中の「一山」だけが伝えられるものがパルス波だと理解してください(ただし、パルスと言うときは、その「幅」が狭いことが条件です)。「一山」のパルスは、《最も電位の高い部分を中心にして、そこから周囲にいくにつれて電位が低くなっていく》と考えるのが自然でしょう。逆に言えば、陽イオンの濃度分布がパルスの形でない状態で波として伝えられることをイメージできません。

  • #142

    (土曜日, 12 6月 2021 11:55)

    回答ありがとうございます。
    完全に勘違いしていたことがわかりました。
    私は、イオン濃度について、内壁の内側表面の陰イオンを含めて、全ての部分で考えてしまっていました。そのため、髄鞘が出来て、表面のイオンが減れば、その分のイオンは、内側へと移動するという全く間違った考え方をしていました。
    ありがとうございました。

  • #141

    しのたけ (木曜日, 10 6月 2021 21:31)


    蘭 様

     お便りありがとうございます。「訂正版」を作成する前に、今回のご質問にお答えしようと思います。

     蘭様は、《有髄神経では、無髄神経と比べて細胞膜に集まっている陰イオンは少なくなる。(1)「イオン濃度が同じとすると」、(2)「イオンの全体数は同じなので」、(3)「その分のイオンが細胞膜から離れた部分(中心付近)に分布するようになって、中心付近のイオンの数は増える」。》と述べておられます。

    (1)について:
     私が「イオン濃度が同じ」と考えているのは、神経繊維の内側の壁から離れた部分、つまり中心部分を含む軸索内の大部分の濃度のことです。

    (2)について:
     何を根拠に「同じ」と考えておられるのでしょうか。イオンの「数」そのものは関係ないと思います。

    (3)について:
     私の考えでは、「逆」です。静止状態での軸索内が-70mV程度の静止電位になっていることから、軸索内全体がほぼ同じイオン濃度になっていると考えています。髄鞘があろうがなかろうが、ランビエ絞輪の部分であろうがその他の部分であろうが、電位が同じであればイオン濃度は同じというのが私の考えです。
     イオン濃度が違うのは、神経繊維内側の壁付近です。有髄神経繊維では無髄神経繊維よりも、神経繊維内側の壁付近に分布している陰イオンの濃度が小さいと考えています。

  • #140

    (水曜日, 09 6月 2021 20:15)

    ありがとうございます。

    細胞膜から離れた部分(中心)を、電位が高い部分が伝わっていくとしても、電位の高い部分は減衰していく。これは、細胞膜に集まった陰イオンとは関係なく、電位の高い部分が伝わっていく際に、イオン同士が引き寄せられたり、ぶつかったりして、エネルギーが発生するからと質問の回答として答えていただきました。
    (PDF (2021/4/10)へのご返事)

    有髄神経では、無髄神経と比べて細胞膜に集まっている陰イオンは少なくなる。
    イオン濃度が同じとすると、イオンの全体数は同じなので、その分のイオンが細胞膜から離れた部分(中心付近)に分布するようになって、中心付近のイオンの数は増える。

    そして、イオン同士の引力やぶつかりが多少増えて、減衰は多少増加するのではないかと考えたのです。

    私の説明が下手で上手く伝わっていないようですので、再度質問です。

  • #139

    しのたけ (水曜日, 09 6月 2021 14:51)


    蘭 様

    お便りありがとうございます。

    ご質問1.について
     私は神経繊維の内側の壁付近に分布する陰イオンの存在がパルス波の減衰の大きな原因だと考えていますから、「神経細胞膜にぶつかった時(近づいたとき)」を考えるのが最も重要だと思います。ただし、興奮のパルス波は神経繊維内を進むだけで徐々に減衰していくと考えています。どんな波でも、いつまでも伝わり続けるわけではないのですから(地震の波が、震源より遠ざかるにつれて弱まるのと同じです)。エネルギーの観点で考えてみれば、波のエネルギーが熱に変わるということです。

    ご質問2.について
     複数のNa+チャネルが開けば流れ込んだNa+がある程度の範囲に広がることになりますが、それでも、複数のNa+チャネルが十分近いところに分布していて、流れ込んだNa+の「集団」全体を一つの大きな「かたまり」のように見なすことができれば、同じように考えることができるのではないかと思います。
     ただし、この「パルス波の形」の件に関しては私自身が考え違いをしていたところがありますから、前回のご返事について改めて訂正版を作成するつもりです。しばらくしてから、またこの部屋をのぞいてみてください。

  • #138

    (月曜日, 07 6月 2021 23:56)

    2.一つのNaチャネルが開いて、Na+イオンが流入したときに、濃度分布が中心部が高く、遠ざかる程低くなるので、パルス波形になるのはわかりました。
    Na+イオンが流入したことによって、周囲のNaチャネルが次々と開いて、Na+イオンが次々流入し、活動電位を引き起こしますが、
    Na+イオンが複数のNaチャネルから流入した後の、Na+イオンの濃度分布もパルス波形なのでしょうか?

  • #137

    (月曜日, 07 6月 2021 22:52)

    いつもご回答頂き、ありがとうございます。
    読ませて頂きました。
    少し確認をさせてください。

    1.有髄神経では、髄鞘によって、神経繊維の外側と内側に分布する電荷が減るため、神経の膜にぶつかった時の興奮の減衰が少なくなる。
    この陰イオンに陽イオンが引き寄せて興奮が減衰するのは、神経細胞膜にぶつかった時だけ考えれば良いということですか?

  • #136

    しのたけ (月曜日, 07 6月 2021 21:32)


    蘭 様

     ご返事が遅くなり申し訳ありませんでした。いつものようにpdfファイルを作成しましたので、ご覧ください。

  • #135

    (土曜日, 05 6月 2021 15:37)

    #133のコメントの訂正と補足です。
    以下に訂正したものを載せさせて頂きます。

    「分布に関係する陰イオンの量は同じですから、面積の狭い内側表面に局在するときの電導への影響と、面積がかなり広い内部に分布したときへの影響を比較すると、有髄神経の方が電導への影響(抵抗)は小さく、伝導速度も早い。」ということでしょうか?
    [広いと書くべき部分が、低いとなっていたので、訂正しました。]

    有髄神経で伝導が遠くまで伝わるのは、
    「内側表面に局在する陰イオンが減少することでの抵抗減少と、その陰イオンが内部に分布したことで生じる内部のイオン濃度の上昇による抵抗増加を比べた時に、前者による抵抗減少が後者に比べて著しく大きいから」ということでしょうか?ということを質問したいです。

    [私の書き方が下手だと感じ、適切に伝わるか心配になったので、書き直しました]

  • #134

    (土曜日, 05 6月 2021 15:30)

    2.
    Na+の濃度分布をパルス波として捉えられるのは、
    「Na+チャネルの閾値は、それぞれのチャネルによって異なる。まずは閾値が小さいNa+チャネルが開口し、そのNa+の流入に伴って、その次に閾値が小さいNa+チャネルが開口する。その連続によって脱分極が進む。
    閾値が小さいもの・大きいものは相対的に少なく、中間部が多く存在するため、先端部と後端部は濃度が小さく、中央は濃度が高くなる。そのため、パルス波として捉えられる。」と言う理解で正しいですか?

  • #133

    (土曜日, 05 6月 2021 14:39)

    また、少し質問させて頂きます。
    1.
    有髄神経では、神経繊維の外側と内側に分布する電荷、すなわち陽イオン(外側)と陰イオン(内側)が少なくなるというのは理解しています。
    で、ふと思ったのは、内側の表面に局在した陰イオンが減ったということは、その分の陰イオンは、神経線維内部の表面ではない部分に分布することになると思います。そうすると、その部分のイオンの量(濃度)は無髄神経よりも多くなり、抵抗は増えるのではないかと思ったのです、、

    「分布に関係する陰イオンの量は同じですから、面積の狭い内側表面に局在するときの電導への影響と、面積がかなり低い内部に分布したときへの影響を比較すると、有髄神経の方が電導への影響(抵抗)は小さく、伝導速度も早い。」ということでしょうか?

  • #132

    (日曜日, 16 5月 2021 02:57)

    今回も前回に引き続き、回答して頂きありがとうございました。
    私の理解があやふやであったこと、混乱していたことで、勘違いしてしまっていたようです。
    回答を頂くまでに冷静になって落ち着けたこと、しのたけ様の論理立てられた説明のお陰でしっかり理解できたと思います。
    本当にありがとうございました。

  • #131

    しのたけ (土曜日, 15 5月 2021 23:09)


    蘭 様

     前回のように、メインメニューの「跳躍伝導」の中の「ご質問への回答」という部屋からpdfファイルをダウンロードしていただけるようにしました。どうぞご覧になってみてください。

  • #130

    (金曜日, 14 5月 2021 07:18)

    お返事を頂き、私がパルス波と活動電流をごちゃまぜにしてしまって、混乱していたことに気が付きました。
    改めて、落ち着いてから考えてみると、理解できなかったのは、以下の点です。

    活動電流が流れても、陽イオン濃度は変わらないし、電位は変わらないのは何故か

    活動電流の正体は、陽イオンであり、それが興奮部から未興奮部位まで流れてきても、そこで留まって集まるわけではないので、電位も濃度もほとんど変わらない
    (陽イオンがその部位を一瞬通る際に、その陽イオンの分だけ上がる)
    ということでしょうか?

    カッコで書いたのは、そこで集まらないとしても、他の部位(興奮部)から陽イオンが流れてくれば、一瞬電荷は上がるのではないかと思ったからです。


  • #129

    しのたけ (木曜日, 13 5月 2021 23:13)


    蘭 様

    お便りありがとうございます。ただ、少し困っています。

     二つのメッセージとも、レポートのp.21の説明を引用していただいていますが(以下、「引用部分」とします。)、この「引用部分」と、その後のご質問の内容(以下、「質問部分」とします。)との関係がよくわからないのです。
     二つのメッセージの「引用部分」はどちらも同一主旨の内容で、《たとえ「活動電流」が流れたとしても、そのことで未興奮部の電位が上昇することはない(未興奮部で陽イオンの濃度が上昇することはない)》ということを述べています。つまり、《「活動電流」では興奮の伝導を説明できない》ということを示すための部分です。
     これに対して、一つ目のご質問は、《電位の高い部分(状態)が伝わる》という「パルス波」の立場での考え方で述べておられます。この「質問部分」と、その前の「引用部分」とのつながりがわからないのです。この「引用部分」を示したうえで、なぜこのような「質問部分」の内容になるのかということです。
     二つ目のご質問も、《電流は流れない(イオンは移動しない)》という、やはり「パルス波」の立場での考え方で述べておられます。ここでも、「引用部分」と「質問部分」との関係がよくわからないのです。ご質問の意図がよくわからないというところです。
     申し訳ありませんが、「引用部分」との関係がわかるようにして、改めてご質問を下さらないでしょうか。どうかよろしくお願いいたします。

  • #128

    (木曜日, 13 5月 2021 00:29)

    2つめです。

    また、あとで説明しますが、軸索の中を興奮部から未興奮部へと「活動電流」が流れたとしても、その「活動電流」の正体である陽イオンの濃度が上昇することもありません。

    これは、興奮部に入ってきたNa+イオンは未興奮部へと移動するわけではなく、電位が高まっている状態が伝わっているため、あくまでも未興奮部の濃度は変わっていない(興奮部は流入のNa分だけ濃度は高くなっている) という理解で正しいですか?

  • #127

    (水曜日, 12 5月 2021 23:08)

    P21
    軸索の中を興奮部から未興奮部へと「活動電流」が流れたとしても、興奮部と未興奮部の間のイオンが全体として移動するだけで、そのことで未興奮部の電位が上昇するということはありません。

    についての質問です。

    興奮部から未興奮部への伝導によって電位が高い部分が伝わるということは、未興奮部の電位も静止状態よりは高くなるのではないかと思ったのですが、どうでしょうか?

  • #126

    (金曜日, 23 4月 2021 22:36)

    読ませて頂きました。
    いまのところは、今回の回答で納得がいっております。
    完全にすっきりとはいきませんが、しのたけ様のご回答とHPに掲載されたレポートのお陰である程度納得のいく理解ができたと思います。
    改めて、ありがとうございました。

  • #125

    (日曜日, 18 4月 2021 14:38)

    しのたけ様
    ありがとうございます。
    すぐには読めそうにないので、読み終わりましたら、再度コメントさせて頂こうと思います。

  • #124

    しのたけ (土曜日, 17 4月 2021 20:59)


    蘭 様

    長らくお待たせしました。メインメニューの「跳躍伝導」の中の「ご質問への回答」という部屋からpdfファイルをダウンロードしていただけるようにしました。どうぞご覧になってみてください。

  • #123

    しのたけ (土曜日, 10 4月 2021 20:30)


    蘭 様

    お便りありがとうございます。お尋ねの件につきましていくらか詳しくまとめてみたいと思いますので、少し時間を下さい。しばらくしてから、もう一度この部屋をご覧になってみてくださいますようお願いします。

  • #122

    (土曜日, 10 4月 2021 10:46)

    続きです。

    それとも、神経細胞膜の内側表面をNa+が反射して進む際に、一部のNa+は陰イオンに引き寄せられていて、反射しない。つまり、その反射しないNa+の分だけ、進んで行くNa+が少なくなり、濃度が減少する。ということでしょうか?

    まとまっておらず申し訳ありません。。
    宜しくお願い致します。